オクトパストラベラーがダメな3つの理由。

なんとなくブログを開設しました。せっかくなので読み返すことができるように、自分自身の記録としての執筆が主たる目的です。基本的にゲームや育児のことが多くなると思います。あと仕事か。

 

さて、早速ですが今回はNintendo SwitchRPG、オクトパストラベラーに関する記事です。ネタバレを多分に含むので嫌な方は即座にこのブログを閉じましょう。

 

 

 

 

 

 

ちょうど発売から1ヶ月が経過したこの時期に色々感想を書き残しておこうかと思います。今後とんでもないDLCでもでない限り私の評価は変わることはありませんし、DLCを出す気は無いとプロデューサーが宣言していたのでそれはあり得ないのです。

 

そもそもなのですが、私はゲームのジャンルではRPGが一番好きで、それこそスクウェアエニックスRPGに育てられたと言っても過言では無いくらいプレーしてきました。ファミコンゲームボーイからやっています。そのためオクトパストラベラーには並々ならぬ期待をしていたのですが、物語を進めれば進めるほどに見事にその期待は裏切られることになりました。落胆しました。残念です。今後のスクエニの新作は購入を控えるレベルです。

 

 

それでは早速本題に入ります。

 

1. 音楽

他人の評価を見ていると絶賛している方もいるようなので賛否両論なのかも知れませんが残念ながら私の場合まったくと言っていいほど印象に残りませんでした。一番聞いたであろうバトル曲すら口ずさめません。その前にプレーしたUNDERTALEの曲は大体鼻歌で歌えてしまうというのに。

 

私の好きなコンポーザーは伊藤賢治植松伸夫下村陽子古代祐三浜渦正志光田康典桜庭統菊田裕樹石渡太輔石川淳…細かく挙げていくと本当にキリがないのですが簡単に言うと彼らのレベルには全く到達していないということです。新進気鋭の作家を使うことは悪いとは思わないですが、そういういわゆる"古き良きRPG"を目指すならBGMのは取り分け力を入れるべきだったと思いますね。入れてほしかったです。

ゲームのBGMはゲームそのものとリンクすることがこの上なく重要です。例えばイトケンや植松さんなんかはやばいボスにはそのボスの曲を書き下ろして、かつその曲に強烈なインパクトがあったりするので、その曲を聴いただけでボスを思い出すわけです。LIVE A LIVEのボス曲を聴くとブリキ大王を思い出すし、クロノトリガーの魔王の曲を聞けば紫の炎が脳裏をよぎります。そういったものがオクトパストラベラーには皆無でした。

 

2. ストーリーが薄い

これは色んな人が口を揃えて言っていますがその通りだと思う。好きな順番でできたり、ストーリーに関係ない街に行ったりできるところでロマサガみたいなのを目指したのかもしれないけど、肝心の内容が薄すぎて少しも面白くない。会話もテンポよく進めてほしいのになぜかオートで微妙ーなキャラクターの歩行移動があったりしてテンポがすこぶる悪い。ロマサガが良かったのはテンポの良さと分岐に尽きると思うんですね。選んだ選択肢で結果がまるっきり変わってくるとか、特定の条件下にだけ進めるルートがあるとか。オクトパストラベラーにはそんな要素は何一つない。

御察しの通り8人とも共通の敵に行き着く、みたいな話なんだけどそれも中学生が作ったのかと疑いたくなるぐらい粗末な伏線回収で目も当てられない。それならLIVE A LIVEみたいにやってくれた方がよっぽど面白いわ。

キャラ同士の関わりも皆無に等しく、突然パーティチャットなるものが発生したりするんだけどなぜか舞台の上みたいなところで仕組まれた会話をするだけでちっとも面白くない。人と人との関わりってそんなんじゃないでしょ。

 

3.ゲームバランスが悪い

いやーーーこれには本当に騙されたね。オクトパストラベラーのバトルは6つの武器と6つの属性攻撃でモンスターの弱点を突いてBreak状態、いわゆるピヨり状態にして有利な状況を作って闘っていくっていうものなんだけど、キャラによって装備できる武器が違ったり、できる属性攻撃が違ったりで、そのチャプターにあったパーティ編成を考えてなんとかギリギリボスを倒したり…なんて最初は結構シビアなバトルができてて、うわ、すげー楽しい、とか思ってたんだけど、上級ジョブを解禁した途端三國無双みたいになっちゃって、ただひたすら敵を脳死で焼き払っていくゲームになったもんだから閉口。特に魔術師がチート級の強さで、全属性の全体攻撃魔法が使える上に3段ヒットもする。属性攻撃を武器で上げておけば弱点突かなくてもガンガン倒せる。なにこれ。武芸家という上級ジョブも全武器装備できるというクソチートジョブ。そもそも6つもどうやって武器持ってんだよお前は阿修羅かよ。とにかく上級ジョブのバランスブレイカーぶりはやばい。以降すべてのバトルを作業に変えてしまうのである。

あとはフィールドコマンドの「盗む」もひどい。街の人にこのコマンドを使って金品を盗んでいくわけなんだけど、この盗むでいきなり最初から終盤まで使える強武器が盗めたりする。もちろん簡単には盗めないようになっていて、盗みに成功する確率3%とかって出てるんだけど、直前でセーブして盗めるまで繰り返す、いわゆる「リセマラ」を可能にしてしまっているのでそもそもこのシステムそのものが破綻している。上級ジョブほどじゃないにしてもバランスブレイカーの一翼を担っているのには違いない。

 

 

他にも色々と挙げていくと本当にキリがないのですが主なところはこんな感じです。最初は結構楽しくプレーできていたのですが裏ボスを倒した頃には完全に冷め切ってしまいました。パッケージで買っていたら間違いなく売りに走っていたと思います。唯一良かったのは、SFCの新作が出たような感覚で新しいゲームができた、ことぐらいか……