麻雀はギャンブルなのか?

結構議論になりがちのこのトピック、麻雀はギャンブルなのか?について今更書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

麻雀はギャンブルです。

以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

流石にこれで終わってしまっては何も面白味がないので、私が思うことをダラダラと綴っていきたいと思います。

 

まず決定的に将棋や囲碁、オセロ、チェス等と異なる点として、プロが負ける可能性があります。

例えば前述の将棋や囲碁に関しては、プロ対素人で10回勝負したら10回プロが勝ちます。100%勝ちます。何がどう転んでも勝ちます。

麻雀はどうでしょうか。10回、10半荘打ったとして、プロが全ての半荘でトップを取れるのでしょうか。取れることもあるかもしれませんが残念ながら100%ではありません。将棋や囲碁に比べてかなり期待値が下がります。

となると、素人に負けるプロって何なの?という話になりますが、それは後述。

 

麻雀はあらゆる点で不確実な要素が多すぎます。多くのテーブルゲームは2人で1対1で行うのに対し、麻雀は4人で行います。1対1対1対1です。4者4様の考え方がありすべてを読み取るのは不可能と言っていいでしょう。セオリー的なものはもちろんありますがセオリーを平気で外してくる人はごまんといますし、それが正着になるということもざらに起きます。読めません。

麻雀は34種類の牌がありそれぞれ4枚ずつ、計136牌で行うゲームで、捨て牌と鳴いた牌は晒されます。となると、そういった情報を鑑みて山に残っている牌を”予想する”ことは出来ます。しかしながら、あくまで”予想”であり、確定ではありません。ひどい話、山に6枚残ってるはずの待ちと、1枚の待ちを天秤にかけなければいけなくなった場合、1枚が正解になってしまうことがざらにあります。普通誰しもが6枚の方にかけたくなりますよね?麻雀は確率のゲームです。鷲巣麻雀の様に見えている牌があれば話は変わってきますがそうなると別の問題が発生します。

 

麻雀は点棒の増減を4人で競うゲームで最終的に着順が決まります。上がったら点棒は増えますがロンされたら減ります。その累計で結果として1位から4位が決まります。つまり単純計算で1位をとる確率は25%です。4位をとる確率も25%

ただ、あるトッププロは1位率37.5%という脅威的な数字を叩き出しています。母数は数千という半荘です。1位率25%の人と37.5%の人、どっちが強いと思います?その差は歴然ですよね。これが素人とプロの差です。

 

 

ここまで読んでみてどうでしょう?そう、強い弱いがわかりづらいのです。

これが麻雀が流行らない原因です。いや、一部界隈では流行っているのかもしれないけど、一部界隈に過ぎなくて、それこそ将棋や囲碁とは雲泥の差です。

よく見かけるのが「俺麻雀強いんすよ〜」と言っていざセットするとボコボコになる人。その人が強いと言ったのは、今までたまたま勝っていた記憶だけが残っているだけなのです。身内だけのセットでずっと打ち続けていただけです。ただその逆も然りで、1回だけだとプロに素人が勝つ可能性がある、しかしながら何回試行すれば実力値が反映するのか明確に決まってはいない。

おまけにプロ団体というものが現在の麻雀界には無数に存在しており、困ったことに団体によってびみょ〜〜〜にルールが違う!!これは俗にいうApple to Appleではないということになります。リンゴの比較はリンゴとしか出来ない。リンゴとバナナは比べられません。そういうことです。

 

この非常にとっちらかった麻雀界を統一しようと頑張っているのがサイバーエージェント藤田晋社長。最近ではMリーグの立ち上げが話題です。

 

Mリーグとは?

m-league.jp

イメージ的にはプロ野球のような感じです。7つのスポンサー企業があります。なんと賞金は5000万だとか?今までの麻雀のタイトル戦では考えられない額です。

先日行われたドラフト会議にて、有名な麻雀プロが各企業からどんどん指名されていきました。あの俳優の萩原聖人もいます。彼は俳優でありながら大の麻雀好きで、このMリーグに参戦するためについにプロ資格を取りました。

 

 

結局のところ麻雀は世間の博打・ギャンブルイメージがいまだに根強く残っており(そりゃそうです。あれだけヤクザが麻雀を打ってるシーンが映画などで使われればイメージは地の底まで落ちます)いかにそのイメージを払拭し、わかりやすいものにしていくかが、今後の鍵という訳です。

 

思えば小学生の時に麻雀を覚え、その多彩で変幻自在なゲームに魅了されこの年に至るまでコンスタントに打ち続けてきました。ピークは大学生の時で、雀荘に入り浸り、知らないおっさんと朝から晩まで、毎日毎日卓を囲みました。その時の経験は今でも生きていると感じる事があります。家庭を持ち、特に子どもが小さい今は自由な時間はあまりありませんが、それでもなお時間を捻出したいと思えるゲームです。オンライン・オフライン問わずお誘いお待ちしています。

 

ちなみに私のトップ率は、記録をつけていた時のピークで35%を超えていたことがあります。

 

強いですよ。