今年の振り返り。

早いもので2020年も終わりますので、今のうちに今年の出来事を振り返っておこうと思います。

2020年はなんと言ってもコロナ…ではあるのですが、幸いなことに正直言って私はそれほど影響を受けておらず、仕事は完全在宅になり、引きこもり活動がこれでもかというぐらい捗った1年でした。漫画をたくさん読んで、ゲームもそれなりにプレーすることができました。今年はなんと言っても楽器の練習が捗りました。

ざっくり月ごとに書いてみます。

 

1月

この月、仙台に出張に行ったんだけどコロナの影響により実質今年最後の出張となってしまう。仕事はきつかったけど、めちゃめちゃ美味しい料理をいただいたり、同僚がお洒落なバーのおしぼりを食べたり楽しい出張でした。娘の血糖コントロールもだいぶうまくできるようになる。娘の病気に関してはこちらを参照。

長女が1型糖尿病になりました。 - キンキンに冷えてやがるブログ

 

2月

北海道でコロナの流行が始まり、世の中の動きが怪しくなる。皆が未知のウイルスを恐れだし、外に出る人が減っていった。飲み会などもなくなり、会社では在宅勤務の準備をスタート。

 

3月

緊急事態宣言。その頃には会社はすでに在宅勤務への移行を完了していたので俺への影響はなし。その代わり保育園も全て閉園となり3人の子どもたちが全員自宅にいることになり、奥さんのストレスがマッハ。この時期めちゃくちゃきつかったですね。

 

4月

あまり記憶にないけど自粛生活を送っていたような気がする。在宅勤務はすこぶる順調でオフィス勤務よりも効率が上がることを実感してしまう。

 

5月

思い立ってバイオリンを始める。Amazonで1万円の偽バイオリンでもそれなりに練習になることが分かる。でも結局物足りなくてちゃんとしたバイオリンを買う。

 

6月

覚えてない。

 

7月

覚えてないんだよなあ。 

 

8月

…覚えておりません。

 

9月

なんだろ。仕事が忙しかった。

 

10月

勤続10年ということでメルセデスのGLEを購入。ステップワゴンからの乗り換えですが、ステップワゴンと比べるとめちゃくちゃ贅沢品って感じがして良い。トランクがセンサーで開くのが一番良い。あとブレーキのホールド。

 

11月

仕事が忙しかった。来年のプランニングとか。

 

12月

レアジョブの集中講座、スマートメソッド開始。平日は毎日50分のレッスンに加えて毎週の宿題とテストを4ヶ月やる。ここまでやって伸びない方がおかしい。

スタジオで叩いてみたのレコーディングを行い、密かに今年の目標にしていたYouTubeチャンネルを開設。aDrumsを買って早速それでも撮ったものをアップ。引き続き今後は家で撮っていく予定。

 

 

本当は今年出張でアメリカに行く予定だったのですがコロナで無くなりました。基本的にインドアな人間なのですが旅は好きなのでこれはちょっと残念でした。2021年は行けるといいなあ、なんて漠然と思っていますが多分無理でしょうね。

 

総じて新しいことに挑戦し続けられた2020年は自分にとっては良い年だったかなと思います。ただやっぱり音楽はアンサンブルが命なので、バンドをやりたいしライブもやりたい。それにはコロナがどうにかなってもらわないと本当に困ります。

 

2021年も自分が楽しいこと、家族と楽しめることを全力でやっていこうと思います。YouTubeにもたくさん動画をアップしていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

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今年読んだ漫画についてダラダラレビューする。 その2

では、早速その2に行きます。

その2からきた人はその1もよろしければどうぞ。

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よふかしのうた

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評価:★★★★☆

話題になっていたので安易に手を出してみたら見事にハマりました。今となっては珍しくもなんともない吸血鬼と人間の話で、日々を退屈に感じていた主人公・夜守コウが深夜にぶらついてると吸血鬼のナズナちゃんと出会うところから物語は展開していきます。ただ今までになかったポイントとしては、吸血鬼が眷属を増やすにはどうしたら良いかとか、吸血鬼も意外と人間に紛れて暮らしてたりとか、この辺りの描写は目を引くところだと思います。何よりコトヤマ先生の描く女の子がどストライクでして、いちいち可愛いです。ナズナちゃんは本作のヒロインでもちろん可愛いのだけど、以降も吸血鬼たちが続々と登場するので本当にもうありがとうございますとしか言えないです。肝心の物語は今のところあまり大きな動きはなく、ラブコメっぽい感じで進んで行ってるのだけど最新刊で若干動きがあり、ちょっとシリアスな要素も出てきていてこれからどう展開していくのかが見どころです。 

キングダム

[原泰久]のキングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

評価:★★★★☆

言わずと知れたメジャータイトル。実写映画にもなっていますし、続編も決定したのかな?とにかく人気ですね。絵がもうちょっとキャッチーで可愛くて子どもにも受ける感じだったら鬼滅の刃のようになっていたのでは?とすら思います。連載当初、友達に三國志の漫画だよって勧められて読んで見たら、いやこれ春秋戦国時代やんけってなった記憶があります。まあ、こまけえこたあいいんだよってやつでしょうか。でも三國志といえばやはり天地を喰らう世代なので、劉備曹操孫堅ですよね………漫画が優れているのか、この春秋戦国時代末期が歴史として非常に面白かったのかはさておき、奴隷から一歩ずつ着実に出世をしていく信は見ていて気持ちが良いです。数多の戦争を経て乱世を平定していく王の物語なのですが、戦争の恐ろしさもなんとか表現しようとはしているのだけど、画力の問題なのか、あまりその辺りはシリアスに伝わってこない。実際に起こったことをベースに描いているはずなのになぜかファンタジー要素が強く、特に最新刊のあたりなんかはその辺りのファンタジー描写がすごくて微妙になってきた。このままいくとヤバイ? 

ワンピース

[尾田栄一郎]のONE PIECE モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

評価:★★★☆☆

こちらも言わずと知れたメジャータイトル。既刊97巻という長寿漫画です。確かワンピースが連載を始めた頃ってジャンプのビッグタイトルたちがこぞって終わっちゃって、集英社ももうあとがねえ!って感じだったんじゃなかったかしら。うろ覚えなので適当なこと言ってたらすまん。最初は絵が下手だとかなんとかいろいろ言われていたけど気づけば看板タイトルになっていて、アラバスタ、空島あたりは本当に面白くて、初めてマンガで泣いて、天才っているんだなあと思いました。ただ、だんだん冗長になってきているのはやっぱり否めず、大体どの物語もワンパターンで、絶体絶命の危機から起死回生の一手を放つ、もはやアンパンマンのようなフレームワークを物凄くダラダラやっている感は否めません。パワーバランスもインフレが進んでいてもうよくわかりません。自分の周りもどんどん脱落して行ってます。私は97巻まで読んでいますが、このまま続いたら本当に尻すぼみなんじゃなかろうかと心配になったりもします。別に一気に走り抜けて終わらせてくれ!とは言わないけど、もう少し何か仕掛けがあったほうがいいのかなあとは思います。まあ、それが最新刊あたりの伏線回収なのかもしれないけど。

血の轍

[押見修造]の血の轍(1) (ビッグコミックス)

評価:★★★★☆

問題作です。「毒親」という言葉は聞いたことあるかもしれませんが、「過干渉」の毒親とその中学生の息子・静一の話です。この1巻の表紙がまさに、です。この漫画の生々しいところは、なぜ「毒親」が生まれてしまうのかというところまでかなり細かく、リアルに描いているところ。最初から毒親だった人なんかいないんです。もちろん当人にも問題はあるものの、周囲の人間たちとの関わり合いにおけるほんの小さな諍いが積み重なって精神を壊してしまう。そんな描写がものすごくリアルでした。読後感最悪です。人間のドロドロとした思考を漫画として描写することに関しては押見先生の右に出るものはいないんじゃないかってぐらい上手。引き込まれます。そして相変わらず出てくる女の子が可愛い。果たして静一はこの母親と自分の思春期とどう向き合っていくのか、既刊の単行本でもまだまだ進んでおらず、今後も長く続きそうなので気になった方はぜひ。

おかえりアリス

[押見修造]のおかえりアリス(1) (週刊少年マガジンコミックス)

評価:★★★★☆

血の轍につづき押見作品。今回はDiversityに切り込んでいく。感想書くとネタバレになってしまう気しかしないのでとにかく読んで欲しい作品です。先日1巻が出たばかり。高校生の日常系の漫画ですが、相変わらず心理描写と学生を描くのが上手です。押見先生は真っ当な方向に昇華したとんでもない変態なんじゃないかなって思う。「ぼくは麻理のなか」なんかもうね…いやこちらも相当おすすめなのですが。押見先生の作品は全部好きです。

水は海に向かって流れる 

[田島列島]の水は海に向かって流れる(1) (週刊少年マガジンコミックス)

評価:★★★☆☆

珍しくジャケ買いした作品。失礼ながら作者の田島列島先生のことは存じ上げていませんでしたが、優しいタッチが印象的な素敵な漫画家だと思いました。タッチは優しいのに扱っているテーマはキツいのがこの作品の魅力。表紙の下の少年・直達がひょんなことから伯父の家に居候することになるんだけど、その時に上の女性・榊さんが迎えにきて、実は榊さんも同居人で他にも同居してる人がいて……そんな奇妙な生活から思いもよらぬ因縁が見つかる、、そんな話です。星3つなのは、心理描写において押見先生をベースに考えてしまうとやっぱり同じテイストの作品って霞んじゃうんだよなあというところからです。決して面白くないわけではありません。

タイムパラドクスゴーストライター

[市真ケンジ, 伊達恒大]のタイムパラドクスゴーストライター 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

評価:★★★☆☆

「この漫画はモラルに反している」という、マンガに対して倫理観を否定するような評を見つけて興味を持ちました。実際読んでみると、ただの少年漫画なんですよね。電子レンジから未来のジャンプが送られてきて、それを自分で描いて出版社に持ち込んで大ヒットっていう、ファンタジーです。ファンタジーなので、倫理がどうとかはズレてるなあとしか思えないし、いつから少年漫画の設定で倫理を気にしなくちゃいけなくなったんだと戦慄してしまいました。突飛な設定が生かしきれずに終わってしまっただけです。絵もコマ割りも上手。編集とのやりとりとかはバクマンを思い出したけど、その辺りはDetailを省いてしまったからなのか、当然バクマンの方がリアルだった。次回作に期待してます。

ワンダンス

[珈琲]のワンダンス(1) (アフタヌーンコミックス)

評価:★★★★☆

タイトルの通り題材はダンス。ダンスは漫画にするのが難しいと言われているけど、この作者はダンスにおける躍動感と「音」の表現が見事で、漫画から音が聞こえてくるかのような描写になっています。素晴らしい。吃音症のカボが高校で湾田さんと出会いだんだんダンスにのめり込んでいく青春もの。吃音の感じも結構リアルに描かれてはいるんだけど、こんなにうまくいくかぁ?と思ってしまう部分もあり、ちょっと都合が良すぎる感じがしなくもない。あと音の表現は見事なんだけど、アーティストと曲名を載せちゃうことで、知ってる人にはよりイメージしやすいんだけど知らない人が置いてきぼりになっちゃうところはある。ケンドリックラマーのハンブルとか、最高なんだけどね。

ザ・ファブル

[南勝久]のザ・ファブル(1) (ヤングマガジンコミックス)

評価:★★★★☆

やたら広告でプッシュされてきて、うざいなーって思ってたんだけどある日なんとなく読んでみたらめちゃめちゃ面白かった。表紙からゴリゴリのハードボイルドな感じなのかなと思っちゃいますが意外とゆるい感じで展開するところも多いです。とはいえ殺し屋の話なので、そういうのが苦手な方はやめといた方がいいですね。ファブル(この表紙の主人公)はその組織の中でもめちゃくちゃ優れた人間なのですが、いったん殺し屋を休んで一般人として生活しろ、とボスに言い渡されるところから始まります。結局、一般人になってもトラブルはどんどん舞い込んできて…という話なのですが、ファブルがあまりに浮世離れしていて面白すぎます。そして強すぎ。22巻で一応完結しているので(いつか2部があるらしい)さくっと全部読みたい人にもおすすめです。

東京卍リベンジャーズ

[和久井健]の東京卍リベンジャーズ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

評価:★★★★☆

新宿スワン」でその名を轟かせた和久井先生の作品です。ベースは新宿スワンと変わらず、チーム・不良・抗争って感じなんですが、今作品はそこに加えてタイムリープという要素が入ります。一見混じりそうにないタイムリープですがこれがなんと意外なことにハマっていて、ちゃんとタイムリープものが描けている!と感動しました。タイムリープってちゃんと時系列とかいろいろ細かいところをきっちり合わせないとどんどんボロが出て行って興醒めなので、その辺りは素晴らしいと思います。本編はというと、新宿スワンの焼き増し感は否めず、ヘタレの主人公・タケミチがタイムリープをきっかけに人生を変える、そんな中で不良グループと争ったり、仲良くなったり、裏切られたり、というそんな話です。これだけだと偏差値低めな内容ですが、まあ、バイアスかもしれないけど男って大体こういう話好きじゃないですか?大人になった今でもフフッてなりながら読んじゃう。あとなんか新宿スワンの頃に比べて画力が上がっていて、女の子が可愛いです。なんか他の漫画のレビューでも結構女の子が可愛いって書いた気がするけど、売れる漫画の条件なのかもしれないですね。いかに可愛い女の子が描けるか。

あげくの果てのカノン

[米代恭]のあげくの果てのカノン(1) (ビッグコミックス)

評価:★★★☆☆

なんとなくタイトルに惹かれて購入。内容は「ゼリー」と呼ばれる侵略者から逃げ惑う日常のなかで主人公のかのんが、ゼリーに対する特攻部隊のエリート・境先輩と不倫してしまうという情報量多めなSF×不倫もの。不倫ものと知らずに読んでしまってちょっとゲンナリはしたものの、世界観は嫌いじゃなかった。SF好きですね。しかもこのゼリー、攻撃を受けて「修繕」という治療を行うと人格が変わってしまうという副作用があり、境先輩はどんどん変わっていきます。ただ、それが真実なのか?人って変わる生き物でしょ?というところがテーマかなと思います。

 

今年読んだ漫画についてダラダラレビューする。 その1

突然ですが、私は漫画が大好きです。

漫画、フィクションが好きです。人間にこんな物語が作り出せるんだ、というところに感動を覚えます。漫画の可能性は無限です。もう30年近く漫画というコンテンツを追って生きてきているけどいまだに感動があるしその感動が終わる気配もない。そんなコンテンツが簡単に楽しめる時代。素晴らしいです。

初めて読んだ漫画は小学生の時に通っていた耳鼻科にあったドラゴンボールでした。生まれつき鼻が悪く家から車で1時間以上かかる耳鼻科に毎週通っていました。乗り物にも酔いやすかった私にとって本当にこの週一のイベントは苦痛以外のなにものでもなかったわけなんですが、そんな中で初めて手に取ったドラゴンボール、まあ、なんて面白いものがこの世にはあるんだって思いましたね。当時は。

それから古本屋に通ってドラゴンボールを全巻集めました。貧乏だったのでとても新品では買えなかった。ただ、連載中に集め始めたので当時の最新刊、30巻後半ぐらいからかなあ、お年玉含むなけなしのお小遣いで買った記憶があります。

今の世の中、面白い漫画がたくさんあるのでそこと比較しちゃうとドラゴンボールは霞んでしまうけど、それでも漫画との劇的な出会いを果たしてくれたドラゴンボール、もとい鳥山明先生には感謝していますし、今の少年漫画界における礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。

今ではタブレットで読みたい漫画を読みたい時に読むと言う生活をしています。それこそ、実家に行けばデスノートヒカルの碁スラムダンク、リアル、よつばとバガボンドといった単行本が揃っていますが、単行本はどうしてもスペースを取る。そして劣化する。そんな悩みをいっぺんに解決してくれたタブレット、もといKindleは本当に素晴らしい発明だと思っています。

 

さて、本題のレビューです。なるべくネタバレしないように、5段階で勝手に評価していきます。私が今年読んだ漫画で、今年発売とは限りませんのでご了承ください。

 

チェンソーマン

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評価:★★★★★

私が今一番ハマっている漫画。最近ことあるごとにチェンソーマンという単語を連呼していて周りの人たちに疎まれてそうですが本当にハマっています。まず設定がぶっ飛びすぎ。「悪魔」という脅威が蔓延る世の中でその悪魔を退治する「デビルハンター」として父の借金を返すためヤクザから仕事を受注する主人公・デンジ、その仕事の途中でチェンソーの悪魔として転生し、警視庁公安のマキマさんに拾われて公安の悪魔退治のチームの一員となる。一応、人間と悪魔の対立という少年漫画によくありそうな設定ではあるんだけど勧善懲悪とは程遠い内容となっていて、何が善くて何が悪なのか今まで読んでいても分からない。そして一番ヤバイ銃の悪魔って何者!?等、読み続けていても分からないことだらけであり、今後解明されていくのかも不明。マクガフィンの応酬です。ただ、登場するキャラクターが本当に魅力的で中毒性の強い漫画であることは間違いない。例えるなら小学生男子の頭の中をそのまま漫画にしましたという感じ。誰もがこういう妄想を経験しているはず。今後の展開にも目が離せない。

ファイアパンチ

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評価:★★★★☆

上で紹介したチェンソーマンの藤本タツキ先生の前作です。恥ずかしながら私はチェンソーマンで先生を知ったので読んだのは本当に最近なのですが、もう、なんというかチェンソーマンよりも遥かにダークな世界観で救いがない。そして結構グロい。チェンソーマンのように悪魔こそ出てこないものの、「祝福」という特殊能力がキーワードとなって最後まで付いて回ってきます。祝福には電気を起こしたり消えない炎を出したり鉄を操ったりとにかく様々あるのですが、万能かというと決してそんなことはなく、その祝福をめぐって最終的に「なぜ生きるのか」というテーマに迫っていきます。ここからは私の想像ですが藤本先生は「映画」が大好きなのではないかと、そしてその映画の感じを漫画で出そうとしているのではないかと思っています。チェンソーマンにも通じるところがあります。独特なコマ割り、必要最小限のセリフ。人によっては説明不足だと感じられる人もいるかもしれませんが読んだ上で自分でいろいろ考えを巡らせたい人にはとてもオススメです。チェンソーマンが刺さった人には刺さると思います。

鬼滅の刃

[吾峠呼世晴]の鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

評価:★★★★☆

言わずと知れたモンスターマンガ。もはや説明は不要でしょう。この漫画は社会現象となり映画の興行収入は日本1位に迫る勢い。読んだことない人に対して「まだ読んでないのぉ??」とマウントを取る行為”キメハラ”なんていうワードを生み出したのも記憶に新しいです。肝心の内容はというと鬼に家族を殺されてその復讐をするという凡庸な感じのバトル漫画なのですが、全23巻のうち特に前半は画力の問題なのかバトルシーンで何が行われているのか全くわからず読むのが苦痛でした。その辺はだんだん良くなっていった(アニメでの答えあわせ感が凄かった。相当優秀なアニメーターを起用したのでしょう)。賛否両論のラストですが、私は大体なんでも面白いと思うので普通に面白かった、というかもうこんなきつい状況から年端もいかないキャラクターたちを開放して欲しかったというのが正直なところで、フィクションなのに安堵しました。完全に親目線です。別に感動はしませんでした。この漫画がここまで流行った1つの要因として、個性的で魅力的なキャラクターを上手く描いていたというのは大きかったと思います。確かにストーリーは下手で凡庸なんだけど、こういう漫画が世間を席巻するのは悪いことではないと思う。

怪獣8号

[松本直也]の怪獣8号 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

評価:★★★★☆

ジャンプ+の話題作。怪獣を倒す部隊に入るのを目指す主人公とすでにその部隊の中でエリートとして活躍中の幼なじみの女の子の話。設定自体は結構ベタなのに引き込まれる画力と物語のヒキがかなり上手くて、まだ1巻なのにかなり面白い。まだかなり余白を残した状態なのでどんな方向にも展開できるところがお上手としか言いようがない。キャラクターもみんな魅力的で、今のところやなやつが1人もいない。今後それぞれどんな方向にいくのか楽しみ。余談だけど主人公の歳が近くてその辺の感じもリアルで良かった。

アンデッドアンラック

[戸塚慶文]のアンデッドアンラック 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

評価:★★★★★

こりゃまたすごい漫画が出てきましたねという感じです…これだからジャンプはやめられない。「否定者」という特定の物事を否定する特殊能力を持ってしまったキャラたちが織りなす物語。私はこのプロットで幽遊白書の仙水編の入りのところを思い出したりしたわけですが、少年漫画の可能性は本当に無限です。よくもまあこんなこと思いつくなあと。物語序盤は結構コメディタッチで進んでいくのかと思いきや、いきなりシリアスな展開かつ脳トレRPGでいうところの攻略法を自力で見つけていくような感じ、そしてしっかり読み込まなければついて行けないレベルの情報量で、だからこそ既刊4巻ですでに終盤なのかと錯覚してしまうような展開。しかしながらまだまだ余白は残してあって今後更に如何様にも展開していける状態になっているので、怪獣8号同様今後の展開から目が離せない作品の一つ。

推しの子

[赤坂アカ, 横槍メンゴ]の【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

評価:★★☆☆☆

偉く評判が良いので、横槍先生の絵が好きな私としては見過ごせず読んでみたのですがちょっと微妙でした。というのも1巻で完結しているのでは?と思ってしまったし、続いているのがよくわからない。推しのアイドルの子どもに転生するっていうトンデモ展開なんだけど、それ自体は別に漫画だからありだとしても一卵性双生児で男女の双子が生まれるということはあり得ないのでは?と思ったら、非常に稀だけどあるみたいですね…まあ漫画だから良いのか。アイドルというものに興味がないせいかあまり没入できずに読み終わってしまった印象。

ちはやふる

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評価:★★★★☆

百人一首を題材にした少女漫画です。一見少女漫画にありがちな三角関係、1人の女の子を、幼馴染と他所からきたかるたを教えてくれた男の子2人で取り合うという構図なのですが、ここにかるたという要素が入ってくるもんだからなかなかどうして物語は複雑になっていく。何かに打ち込むことの大切さと挫折、挫折からの復活、成長、人間関係、友達から異性になっていく瞬間、などなど…現在40巻越えでクライマックスですが1人1人のキャラクターに付いての掘り下げが想像以上に深くて読み応えがあるのでオススメです。30巻台だったかな?ちょっとだれてしまった部分があったのでマイナス1ですが全体的に非常に面白いです。

 

ハピネス

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評価:★★★☆☆

私が大好きな押見修造先生の作品です。押見先生の作風として、思春期のモラトリアムを題材にすることが多いのですが、このハピネスに至っては画像からも分かるとおり吸血鬼がそこに混じります。結構ファンタジーです。私が馬鹿なだけなのかもしれませんがいまいちメッセージが読み取れなかったのでこの評価です。押見先生の真骨頂は心理描写のドロドロとした部分をいくつもの線を駆使して巧みに描くところだと思っていますが、ハピネスに関してはそこに吸血鬼を絡めてしまったので人間との違いという話が入ってきてよく分からなくなってしまった。ただ相変わらず押見先生の描く女の子は可愛いので読む価値あり。

 

ゆうべはお楽しみでしたね

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評価:★★★☆☆

ドラクエ好きの人ならピンとくると思いますが、宿屋の主人に言われるセリフですね。そんなのタイトルに持ってくるなんていいセンスしてるじゃんと思って、特に前情報もなしにポチりました。内容はドラクエ10で出会ったギャルとオタクの2人のラブコメです。ネトゲをやる人なら誰しもが妄想する展開の漫画です。一応言っておくとエロはありません。普通に面白いんですがドラクエ10のことがよく分からなかったのと途中からちょっとだれてしまうのでこの評価です。普通に面白い。ラブコメ好きやドラクエ10にハマった人にはいいかも。

 

 

 

 

 

その2に続く。

長女が1型糖尿病になりました。

2019年12月23日、4歳の長女が1型糖尿病と診断されました。俺にとって忘れられない日となりました。

あまりに突然のことで訳が分からず、今に至ってます。が、最近ようやく落ち着いてきました。

 

先に1型糖尿病について説明しておくと、そもそも糖尿病には1型と2型があります。かくいう俺も長女がかかるまで知りませんでした。

世間一般に認知されているいわゆる生活習慣病である糖尿病は2型です。不摂生とか生活習慣により、インスリンが分泌されにくくなる病気です。

逆に1型はウイルス感染による免疫疾患でインスリンが生成できなくなる病気です。そのため、なおせません。2型は生活習慣の改善でインスリンの流れをよくしたりできますが、1型は全くもってそうはいきません。そのためインスリンの自己注射が不可欠となります。そして発症率ですが、10万人に1人です。とんでもない確率です…

これ、1型と2型、混同しちゃう人がまあ多いです。説明してもわかってもらえない。仕方がないのかもしれないけどこれを読んでくれている人にはわかってほしいと思って書いてます。

 

もっと詳しく知りたい方はこちら

https://japan-iddm.net/what-iddm-is/

 

 

 

変だな、と思ったきっかけは、食が細かった長女が急にすごい量を食べるようになったこと、そしてたくさんお茶を飲むようになったことでした。たくさんお茶を飲むのでおねしょするようになりました。それまで全然しなかったのに。

でも、正直に言って食事に関しては俺も奥さんも「ようやくご飯の美味しさに気づいてくれたのか!」と喜んですらいました。遅れてきた成長期かと。

そんなある日たまたま祖父母の家に預けた時に祖父に言われたのです「ちょっと水飲みすぎだ。おかしいぞ」と。

ただ、まだこの時点でも俺はピンときていなかったのですが、看護師である奥さんは青い顔で体重の推移を確認して、ここ数週間で緩やかに減っていることを確認しました。

これが22日。この日も長女は俺が作った油淋鶏をたくさん食べていました。

 

 

23日、あまり眠れずに朝を迎え、長女の体重を測ってみると、あんなに前日に油淋鶏をたくさん食べていたにも関わらず、2キロも減っていたのです。1日で2キロ、信じられますか?心なしか元気も無さそうに見えました。もうこの時点で涙が止まりませんでした。「どうして泣いてるの?」と長女に何回も聞かれ、答えることができませんでした。今でもこの日のことを思い出すと泣けます。

 

急いで病院を受診して血糖を測ったらまさかの800越え。文字通り本当に目の前が真っ暗になった。

通常の人の血糖は食後でも200までいきません。

脱水症状にもなっているということで即入院となり、採血やら点滴やらで注射のオンパレード、泣き叫ぶ長女、怒るに怒れない両親、ここが地獄か…

不幸中の幸いだったのが、年末だったので年末休暇を取っていたため、休みを追加して23日からずっと休みにして長女の入院に付き添ったり、奥さんと交代して長男と次女の面倒を見たりという日々が続きました。3週間ぐらい休んだかな。入院は幸い5日ほどで済みました。入院といっても脱水は初日に改善し、他の日は食事に対しインスリンの必要量を見ていく、またインスリン注射の手技の獲得がメインでした。奥さんは看護師だし、俺自身比較的要領はいい方なので、注射の手技自体は全く問題なかったです。

ただ、やっぱり最初は、なんでうちの子なんだろうって毎回注射を打つ前に俺自身が泣いてたし、長女は長女で突然始まった注射に理解が追いついておらず相当情緒不安定になって理不尽なことでキレるようになっちゃったし(今まで全くそんなことなかったのにパズルができないとキレたり、病院食が不味いとめちゃめちゃキレてた)とっても大変だった。

でも通常なら2週間から1ヶ月ぐらいは入院するというこの入院が5日で終わったのは長女と両親の受容がスムーズに進んだことに他ならない。今思うととにかく病院にいるというネガティブな非日常から抜け出したくて退院できる方法を模索した結果だったのだと思う。

 

退院してからは極めて順調で、食前の注射は長女の方からやってーって来るし、血糖値もそれなりに正常の範囲内に収まるようになってきた。ただやはり食べるものによって急に上がったり全く上がらなかったりと落差が激しいので引き続きここはデータを取っていかなければならない。

長女が病気になって思ったのは、やらなきゃならないことは増えたけど、基本的には健常者と変わらないということ。インスリンさえ適切に打てれば普通の生活が送れる。

罹患してから2ヶ月がたった今、いろんなことがわかってきた。ジャムパン、もち、しらたま、マシュマロは血糖値が急上昇する。肉系はそうでもない。糖質ゼロのゼリーとかは文字通り全く血糖が上がらない、、、等々

血糖コントロールはかなり難しいけど結構楽しい。というのも、ちょっと前までは食前にちっちゃな針みたいなやつで指先をパッチンして血を出して血糖測定が一般的だったけど、今はリブレセンサーというものがあり、これを二の腕に装着すれば2週間、端末で血糖値を読み取ることが出来る。すなわち指パッチンが必要なくなったのです。おまけに端末にデータが記録されるし、15分毎の推移も自動的に記録してくれるので、即時にグラフで血糖値のトレンドを可視化することが出来る。現代医学の進歩を目の当たりにした。

 

それでもやっぱりふとした時、数年前の長女の写真とかを見た時に「ああ、この時は病気じゃなかったんだなあ」って思って悲しくなることはあります。乗り越えるしかない。だましだまし生きていくしかないんだなと実感してしまう。

もちろん俺や奥さんなんかよりも本人がいちばんきついのは間違いない。これからいろんな偏見に晒されることもあるだろう。突然注射が嫌になったりもするんだろうな。間違ってインスリンを多く打っちゃったりして、低血糖を引き起こしたり。もう想像もつかない。合併症のリスクだってある。定期的に眼底検査をしなければいけない。親になるということの責任の重さを痛感しているところです。

 

 

 ということで現状はここまでです。これから長女が成長するにつれいろんな困難が待ち受けているとは思いますが、都度、ベストな方法で立ち向かっていきたいと思います。またこの件についてはアップデートしていきたいと思います。

Rising Sun Rock Festival 2019

久々に夏フェス、Rising Sunなるものに参加してきたので、覚書として観たアーティスト・そしてオススメの一曲を紹介させていただこうと思います。久々のライジングは控え目に言って最高でした。みなさん知っての通り、初日はファッ●ン台風のせいで中止になっちゃったけど、強行してアーティスト側がキャンセルしまくっちゃってスッカスカのタイテになってしまったサマソニとかを見てると、中止は英断だったかなと思いました。そしてそれを補って余りあるぐらい2日目の出演者のアーティストたちは思いの丈を届けてくれたと思います。本当にみなさん素晴らしかった。

そしてこれを読んだみなさんの音楽ライフが少しでも豊かになればこれ幸いです。

 

1組目:フジファブリック

フジファブリックは高校生の頃から好きだったけどなんとなくライブに行くタイミングを逃し続けていたのですが、今回絶好のタイミングだったので会場入りしてスープカレーラーメンを食べたらすぐに会場のレッドスターに向かいました。会場入りの前の駐車場待ちの車の列がものすごくて、うわこれ間に合わないじゃんって思ったらヘブンズ駐車場という別の駐車場の列で、俺の駐車場はすんなり停められました。ヘブンズの人結局どれぐらい待ったんだろう…3時間は堅いんじゃ。

肝心のフジファブリックですが、非常に良かったですね。バカテクの人たちがポップスをやるとこうなる典型。スピッツみたいになってきたんじゃないかなと思います。ドラムの玉田豊夢はちょっと異次元だったけどな…ドラマー目線。

志村の曲を余りやらないのは、大切にしているからなのかな。いちリスナーとしてはフェスだから聞きたい、って凡庸ながらにも思うんだけど、このバンドはあまりにも特殊すぎるから、彼らの、山内さんの意思を尊重したい。

 

オススメの一曲:若者のすべて

www.youtube.com

いろんな人にカバーされている今も色褪せない名曲。山内さんが歌っても全く違和感がない。それぐらいフジファブリックを象徴する楽曲。

 

2組目:Aimer

いろんな方面で「歌声がやばい」と常々言われ続けてきたAimer、ようやくライブを見ることができました。本当にすごくて、歌い出した瞬間時が止まったかのような感覚に陥った。人を魅了する歌声ってこういう声なんだろうなって思いました。

背格好や見た目は、炎上覚悟で言うとうちの奥さんにそっくりで妙な親近感を覚えました。可愛かったね。フェスなのに最近リリースされた曲とかを平気で放り込んできて強かった。最後はやっぱりみんな大好き蝶々結び。時が止まったね。

 

オススメの一曲:蝶々結び

www.youtube.comRADWIMPS野田洋次郎提供楽曲。洋次郎ぽさ全開の曲、なんだけどAimerが自分のモノにできているところがこの曲は本当に強いと思う。

 

3組目:崎山蒼志

日村の某音楽(?)番組でバズった天才ギター少年。五月雨以外ちゃんと聞いたことなかったけど、まーーーーーすごいねこの子は。カッティングが本当にえげつない。そしてよくもまああんなに弾きながら歌えるもんだ。将来もっと大物になる予感。ボヘミアンって言う小さいところだったけどお客さん溢れてて異様な光景だった。MC何言ってるかわからなくてコミュ障ぶり発揮してるのも良かった。

 

オススメの一曲:五月雨

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例のバズった曲。ずっとサビみたいな感じ。ギターのカッティング嫌いな人なんかこの世に存在しないよな!?

 

4組目:LiSA

今をときめくアニソンの女王…と思っていたんだけど、少し違いました。パンクキッズからも絶大な支持を集めているんですね。確かにコールアンドレスポンスはたくさんあるし、ツインペダルをふんだんに使ったフレーズもあるしわかりやすいのかもしれない。なので前列はカオスもカオス。キモオタとパンクキッズ夢の共演。

楽器隊がガチすぎてリハから見入ってしまった。本番のセトリにない曲をやってくれるサービスはありがたい。でもリハからモッシュはやめて。

リハに本人出てくるのもすごいね。LiSAはそれが普通なのか?顔はめっちゃ小さくて可愛いし着物風の衣装も絶妙にエロくてこりゃ人気が出るのもわかると納得してしまった。

ライブ中は汗の匂いとキモオタ臭が混じって吐きそうだったけどなんとか息止めて頑張りました。上から水みたいなの降ってきてなんじゃこりゃ!?ってなったんだけどどっかのバカがペットボトルの水巻いたらしい。頼むからマジでやめて。

とにかく歌・声量がものすごくて圧倒された。楽器隊もパーフェクトな演奏だし音楽としてはもう何も言うことはない。でもフェスなんだから素直にOath Signとかcrossing fieldとかやってほしかったなーと。。。確かにちょっと古いかもしれないけど、LiSA聞きにきてる人でこの2曲知らない人いないよね?絶対盛り上がるはずなんだが…

 

オススメの一曲:Rising Hope

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この曲の時が一番サークルモッシュ、ダイブがえぐかった。確かに盛り上がる気持ちはわかるが、人に迷惑はかけんなよ。

しっかし歌上手だった〜

 

5組目:緑黄色社会

LiSAで使い果たしたからもうだめだ休憩しようと思っていた矢先にアーステントからリョクシャカが聞こえてきて気づいたらテントの中にいた。恥ずかしながらあまりこのバンドのことはよく知らないんだけどとにかく歌に力があって、素晴らしかった。〇〇ぽいって言う型にハマらないことをしっかりやっている印象がある。最初は赤い公園的な感じかなって思ってたけどエレクトロ要素も強いし、オリジナリティに溢れてる。

 

オススメの一曲:あのころ見た光

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楽曲自体は王道なんだけどメロディが結構変化球な感じがする(うまく説明できない)

聞かせる歌声。

 

6組目:SOIL & PIMP SESSIONS

自分たちの音楽をDEATH JAZZと表現するこれまた独特なバンド。どう言うこっちゃねんと聞いてみると、ああ、確かにこれはDEATH JAZZですわとなるから不思議。SOILも生で見たのは初めてだったんだけどまーーーみんなすごい。管楽器はよく息続くなって感じだし(それでもやばくて途中で酸素入れてる)もちろんウッドベースもピアノもドラムも弾き倒す感じでとにかく強い。

途中でタブゾンビが「繰り返される諸行無常〜」って言い出したのには笑ってしまった。ほんとみんなナンバーガール好きだな。

 

オススメの一曲:SUMMER GODDESS

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結構有名な曲だから知ってる人も多いかも。社長の「サマー!ガッデス!」でぶち上がるね。ペットとサックスのユニゾンがかっこいい。ピアノもベースもドラムもみんなおしゃれ。おしゃれなのに爆音。それがSOIL

7組目:ELLEGARDEN

はい、きました。目玉です。説明不要の4人組メロディックパンクバンド、と思ってたんだけど、今日隣のチームの人とランチ行った時にこの話を少ししたら普通に知らないと言われてしまって俺は非常にリアクションに困ってしまいました。いや、別に音楽の話なんかするつもりなかったんだけど、「ライジング行ったんですよね?何目当てでした??」って聞いてくるもんだからしぶしぶ答えたら知らないってお前聞くなよ・・・ナンバーガールも知らないと言われた。まあ音楽興味ない人からしたらそんなもんなのかも。。

2008年に突如活動を休止し、2018年に彗星の如く活動を再開した。2000年代初頭は本当に知る人ぞ知るって感じのバンドだったのに、あれよあれよと広まっていって普段EXILEとか聞いているような層も取り込んでいったのは記憶に新しい。やっぱりメロディと、細美さんの声がいいのかなあ。

エルレとは全然スケールが違いすぎるけど、バンドをやること・続けることの難しさは俺にもよくわかる。そしてだいたい普通の人は続けられないって判断して解散しちゃう。「休止」という選択肢を取ることは非常に少ない。

しかし彼らは「休止」を選択し戻ってきた。これは本当にすごいことで、2018年の日本の音楽史に残る出来事だった。休止していた10年間、メンバーはそれぞれの形で音楽を続けていた。良くも悪くも変わっちゃうかなってぼんやり考えていたんだけど全くの杞憂で、休止前のELLEGARDENの姿がそこにはあった。

 

オススメの一曲:Supernova

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高校の時必死でコピーしました。サビ前のドラムロールが当時の俺には速くて全然叩けなくて涙目になっていた。今では普通に叩けるぐらいには成長した。それだけ月日がたったということです。またエルレのコピーやりたいなあ。

8組目:toe

度々俺のツイッターにも登場するので知っている人もいるかもしれません。toeです。なんだかんだでtoeを見るのはもう5、6回目かな?毎回感動がある。

toeが好きなら一度生で見ておくことをオススメします。とにかく音像がすごい。ビリビリくる。そしてやっぱりドラム。今回もものすごかった。エソテリックがどんどん原型が無くなっているのが面白い。

途中で「ナンバーガールとツーマンでライブやってくれー!」って叫んでる人がうるさかったんだけど、山嵜さんがさらっとかわしてて格好良かった。ああいう大人になりたい。そして腕にタトゥーがっつり入ってるの初めて知った。

Def Garageなのでそこまで大きい箱ではないのだけど、人は溢れてたしマスロックを取り巻く環境も大きく変わってきたなと痛感した。まあフェスだし、とりあえず見てみようという人も多かったのかもしれないけど。いいことだよね。みんな好きな音楽を好きなように楽しめばいいと思うんだ。

 

オススメの一曲:I dance alone

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今回リハでやってくれました。まーーーとにかくおしゃれなこの曲。ドラムどないなっとんねん。この絶妙なハイハットのオープンクローズ、綺麗な音出すのむずいんだよなあ。

 

以上8組、隙間なく周りました。めっちゃ疲れたけど、本当に楽しかった。夏フェスは音楽好きのための大乱闘スマッシュブラザーズだと思うなど。

来年はキャンプして、家族全員で行きたいな。息子が好きなキングヌー、娘が好きなサカナクションを見せてやりたい。

今年買って良かったもの。

今回は今年買って良かったなーと思うものを羅列して簡単に語っていきたいと思います。何かの参考になれば幸いです。

 

タブレット

今年一番買って良かったものかも知れません。なんとなく子どもが生まれてから「本を読む(漫画含む)」という行為から遠ざかってしまっていたんだけどタブレットはそれをまた身近なものに戻してくれた。隙間時間に取り出してさっと読めるので重宝している。動画も見れるしゲームも出来る。おまけにSDを挿せば容量は実質無限。◯Padとは違いますね。iなんとかはデザイン重視という事がよくわかります。

正直持っていないときは「はっ、いらねーよ何に使うんだよ」って感じだったんですが、実際持って見るともう手離せないぐらい気に入ってます。

 

・嫁の車

これにより我が家は2台持ちとなりました。子どもが3人もいると別行動の方が理にかなっている場合も増えてきてしまい、そうなると車1台では物理的に色々無理です。例えば俺が上2人を保育園に送っていく、嫁は並行していちばん下の子を健診に連れて行く、と言った、些細なことですが出来るとありがたいことが実現可能になります。

おそらくこれから子どもたちが大きくなるに連れて、更に別行動の機会は増えて来ると思うのでこれも間違いない買い物でしょう。

 

・ブラックビューティ(Ludwig LB416)

高級スネアです。正直言って、スネアの音なんて一定ラインからはそうそう変わらんでしょって思っていました。が、見事にその思想はこのブラックビューティに覆されました。まじでいい音です。上手くなったんじゃないかって錯覚するぐらい。これは買って良かった。

 

アディダス 黒キャンパス

みんな大好きアディダスのスニーカー。マイノリティでいたい俺はなんとなく敬遠してたんですがデザインがめっちゃ好きなので購入。かっこいいのはもちろんなのですがものすごくはき心地が良い。スエードがいい感じです。これはおすすめ。

 

・エアコン

北海道はエアコンなんかいらんと言ったな。あれは嘘だ。

 

・ルイヴィトンのスマホケース

意外とスマホケースに金かけてる人って少ないんですよ。マイノリティで居たい俺はそういうところにお金をかけます。非常にかっこいいし飲み会でテーブルの上に置くだけで威圧できるのでおすすめです。

 

AndroidBluetoothコントローラ

タブレットにBT接続して使ってます。全く不便なく無線で繋がります。何と便利。

 

 

 

逆に一番買って失敗したなーと思うのはバウンサーですね。末っ子がなかなか泣き止まないので自動で揺らしてくれるバウンサーを買ったのですが全く効きませんでした。

何なら今は上2人のオモチャへと成れ果ててしまい、たまに危険なのでわりと怖いです。結構高かったのになあ・・・

 

音楽紹介(1)

気づけば1ヶ月以上も期間が空いてしまいました。書きたいことは沢山あるんだけど時間がない取れないと言うか、まあ、言い訳です。

 

さて今回は唐突に私が今アツいと思っている音楽を勝手に紹介していくと言う内容にします。

何かの参考になれば幸いです。

 

 

残ってる / 吉澤嘉代子

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まず最初に紹介するのはシンガーソングライターの吉澤嘉代子

スローテンポで切ないラブソング。どことなく昭和も感じる(筆者はギリギリの昭和生まれ)若干の方向性こそ違えど、俺はこの人に対して椎名林檎のような畏怖を抱いてしまうのである。椎名林檎が好きな方なら大体同じ様な感想を抱くのではないだろうか。どうでもいいんだけどYouTubeも妙に空気を読んで関連動画に椎名林檎の「ありあまる富」を出してくるとは恐れ入る。特にありあまる富に関しては内容こそ違うものの曲調は近いものがある。とにかく才能が溢れ出してて歌声からもそれは随所に感じられると思う。

巷には「ラブソング」と呼ばれるチープで安易な愛の歌が溢れているが、この曲ほど、直接的なのに叙情的な歌はなかなか無い。ぜひ、歌詞にも注目して聞いて欲しい。

今年入ってすぐに関ジャムに出たらしく、その時にセッションしたのかな?かなり再生数が伸びている。いいことなんだけどメンヘラクソ野郎の勘違いコメントも溢れているのでコメント欄は気にしないで欲しい。音楽として、芸術として触れていただきたい。

 

「私まだ昨日を生きていたい」こんな表現ができるのは今の日本の音楽界ではこの人だけだろう。

あい○ょんなんかゴリ押ししている暇があるなら断然吉澤嘉代子だと思うが・・・

 

こっちもオススメです。メロディの揺れがもう芸術の域。

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"shibuya" (ft.San Holo) / Covet

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はい、早速きました。いまめちゃくちゃアツいマスロック。何と言ってもCovetのすごいところはギターなんだけど、女の子で、フィンガーピッキングとタッピングを駆使した彼女にしか編み出せないフレーズが多用されていて、かつそれが音楽にピタッとはまっているというところ。多くの場合はテクニックに走るとその楽器、ギターなんかには特に有りがちだけど一人歩きしちゃいがちなのに全くそんなことは感じさせず馴染んでいて、ものすごいグルーヴを生み出している。すごい。天才。

なぜそんなグルーヴが生まれるのかと言うと、理由は簡単で、他の楽器、ドラムもギターもも尋常じゃなく上手いからなんだよね。ほんとすごい。惚れ惚れしちゃう。

 

 

 

Milestone / 04 Limited Sazabys

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「フォーリミ」の愛称で若者を中心に親しまれているこのバンド。好きなんですよねー、いや、結構意外って言われるけど、好きです。

正直に言って、疾走感のあるギターサウンド、ハイトーンボイス、よくあるアレンジ、ここまでは凡です。

しかし!!!

メロディーがクッッッっっっそ良い。聞けばわかる。本当にいい。特にサビ。そして特にこの新曲。なんでもかんでも「エモい」って言っておけばなんとかなる昨今の文化には辟易するけど、このバンドに関しては「エモい」を使ってもいいような気がする。

あと、この曲に関して言えば2番にちょっとした変拍子のアレンジを入れてきたり、一筋縄で終わらないところもいい。楽器隊の技術の高さをうかがい知ることができる。特にドラムのこうへい氏の演奏は本当に安定していて素晴らしいと思う。エアジャムに呼ばれるのもそういうところが高く買われてるんだろうなあと勝手に思っている。エアジャム行きたかったなあ。いつかライブ見たいけどキッズに混ざるのはやだなあ。

 

 

と、こんな感じで大体3アーティストずつやっていこうかと思います。ぜひ聞いてみてね。